Banshee / nyanyannya (Daitensai P)

Опубликовано: 17 Июль 2026
на канале: nyanyannya
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嗚呼 壊れた――
作詞作曲 nyanyannya(大天才P)
イラスト 予感子
歌唱 Synthesizer V AI Yuma

   • 【ボカロ】リドル・マーメイド (SynthV Yuma)【Voccaloid Syn...   ※このシリーズのプレイリスト
   • ボカロ曲 Vocaloid songs / nyanyannya(大天才P)   ※ボカロ曲のプレイリスト
🎙カラオケ音源
https://club-majesty.booth.pm/items/3...

◆◆◆シリーズについて◆◆◆

短い文章と音楽作品の組み合わせで展開される鉛姫シリーズ「リドル・マーメイド」は心象世界カドワナルカにあるホストクラブ「マーメイド」のホスト「乃愛」の活動を追うことで物語が展開されていきます。音楽作品はそれぞれ彼が対峙した妖怪(あやかし)と呼ばれる女性客をモチーフに描かれ物語に奥行を追加してくことになるでしょう。

◆◆◆ストーリー導入文(フレーバーテキスト)◆◆◆

その夜も帰るだけ。
農村から都市へのお達しであふれ出た近頃流行の女工の一人、それが私だった。

節約しているわけではないが、かといって"将来のために"なんて考えられない。
たまに突然叫びたくなる。おかしく思われるかもしれないけれど叫びたくなる。
帰っても待っているのは嫌味な下宿の女主人と、永眠するには薄すぎる古布のベッドだけなのだから。

そんなとき出会ったのが"綺想フヰルム"のレイトショー。
女工の小遣いでも買える売れ残りの娯楽だけれども、
この一度きりの瞬く人生のような映像に思いを馳せる、そんな瞬間が私のすべてだった。

――その夜までは。

フィナーレの文字を見届けると、何かを感じてふと横を見やる。
そこには銀幕に照らされた綺麗な顔があった。
泣いていて。私と同じ……哀しい同じ表情をしていて。

「あ、あの!」

―出口の扉の向こう、切り取られたように―

舞い上がっていく自分に気が付いた時には、

―手を伸ばせば届きそうな月が出ていた―

リドル・マーメイド ある女工の日記より

◆◆◆歌詞◆◆◆

バンシー 孤独を踊ってくれないか?
嘘で繰られた人形のように

壊れ物ばかりさここは 可笑しな話は売るほどあるが
雑に縫われた傷口から 赤く嘘が噴き出てみたり

さながら無理やり持たされた荷物だ この魂
欲しけりゃどうぞ 寂しい妖怪(あやかし)

似たもの同士だろう 僕らは
ひとりぼっちがふたり

放棄された宮殿のようさ
空虚な心はそうダンスホール

凭(もた)れかけたメロディ
口移しのリズムが
自棄(やけ)に響く

どうかバンシー 孤独を踊ってくれないか?
嘘で繰られた人形のように
息の止め方も分からない僕と
バンシー とめどなく狂ってくれないか?
今に縛り付ける椅子を蹴って
旧く音のない映画みたいに

飢えて透けるかい?
哀しい味の魂はここさ
聞かせてくれ

その手に余る喜びよりも深い
持たざるゆえの辛さを

紆余曲折の残響で
ぼやけた生きる意味のレイトショー

甘く温いストーリー
間延びしたセリフが
終わり願う

どうかバンシー 孤独を踊ってくれないか?
皿の落ちきった天秤のように
大事なものがもう分からない夜は
万死 終末に酔って揺れながら
溺れた詩人を真似て重ねた
手を伸ばす月に影だけが届く

哀しい同じ表情(かお)をしていた――
君があの時貪った魂……の材料の妖怪(あやかし)も

バンシー 哀しい味がするの? 君も
さぁ 孤独を踊ってくれないか
君が堕ちゆく間は
僕はヒトでいられる

まだ踊れる
まだ狂える
まだ まだ

嗚呼 壊れた――

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