福島県大熊町は福島第一原発の立地する町です。
原発事故が起きたとき、関本元樹さん(2000年生まれ)は小学校5年生。お大熊町の自宅と果樹園は原発から4キロ弱という至近距離にありました。
福島県大熊町→田村市→只見町と避難し、中学1年のときに千葉県香取市に移りました。同市に使われなくなった梨園があり、そこに大熊町で代々営んでいた果樹園をお父さんが再開させたのです。キウイとナシが作物でした。
元樹さんが高校生のとき、お父様が亡くなった。
元樹さんは京都産業大に進み、京都市に移ります。ところがちょうどコロナ禍がやってきて、3〜4年の授業はリモートになった。
お爺さんに習いながら、元樹さんはキウイ農園の経営を始めました。独り立ちして3年になります。
そろそろ、大熊町で過ごした年数より、千葉県で過ごした年数のほうが長くなりました。
最近では、故郷の大熊町に転入してキウイ栽培を始めた若い新住民のために、栽培の指導を手伝っています。
関本さんのように、まだ子供のころに原発事故が起きて故郷の福島県を離れた世代は、その親や祖父母世代とは原発事故や故郷を離れたことへの感じ方がまったく違う、と取材して思いました。
両親や祖父母世代のように、生涯かけて積み上げたものを失った、という経験はない。新しい土地にも馴染んでいく、若いがゆえの柔軟さがあった。それは若者が持つたくましさでもあります。
ぜひ関本さんの言葉を聞いてください。
<フルーツガーデン関本のHP>
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公共性と事態の深刻さを考えて、今回も無料で公開しました。
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