福島第一原発事故から13年以上が経った今も、汚染がひどく立ち入り禁止で封鎖されたままになっている場所は、実は広い面積残っています。
我が家・ふるさとに13年以上も帰れなくなった住民は、避難先に定住してそのまま帰還しないことを決意してしまう。避難先で子どもが成長したり、そちらでの生活に慣れてしまうからです。
福島県富岡町小良ヶ浜もそんな場所のひとつ。
福島第一原発から同じ海岸線に4〜5㌔という近距離にあるのが災いして、高濃度の汚染を浴びました。
2023年11月、ようやく道路だけが通れるようになった。
13年ぶりに封印が解かれた浜は、すっかり変わり果てていた。
ほとんどの建物が除染解体されて姿を消した。
残った民家や商店も雑草や灌木に埋もれ、朽ちていた。
それはゴーストタウンそのものでした。
しかし、道路部分の封鎖は解けても、ムラの大半は封鎖されたまま立ち入り禁止。
今回、2024年7月23日、地元住民のご案内をいただき、その立ち入り禁止区域に入って取材しました。
御本人は匿名を希望しておられるので「栄作さん」とします。1955年生まれ。
かつて小良ヶ浜には、断崖を人力でトンネルを掘った先に漁船数隻が入れる「日本一小さな漁港」がありました。その隣には灯台。小さいけれど自然は美しく、人々が団結して暮らすムラでした。
原発事故は、そのムラを根こそぎ破壊して消し去ってしまったことがわかりました。
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私の福島第一原発事故被害地取材はすべて自腹です。
公共性と事態の深刻さを考えて、今回も無料で公開しました。
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